ファンタシースターアドベンチャー

 

ゲームギア専用ソフト
1992年3月13日発売 定価3,500円
1M+パスワードコンティニュー

プロローグ
 ここは、パルマ星、モタビア星、デゾリス星の3つの惑星からなるアルゴル太陽系──ファンタシースターの世界。
 A.W.1268年12月のある日、モタビア星パセオのエージェントである「私」のもとに、古い友人であり、科学者でもあるケン・ミラー博士から手紙が届いた。世紀の大発明をしたから、見にこないかというのだ。「私」は休暇を利用して、博士の住む氷の惑星デゾリスへと旅立った。しかし、再会を喜びあったのもつかの間、博士は、発明したマシンとともに、何者かに連れ去られてしまう。博士を救出するため、「私」の冒険が始まった!
(マニュアルより)
ゲームの紹介
 ’90年10月6日、セガは、任天堂の携帯ゲーム機「ゲームボーイ」に追随するかたちで、独自に開発した携帯ゲーム機「ゲームギア」を発売しました。このハードは、国内初のバックライト型カラー液晶を採用するといった特徴がありました。
 そのゲームギア用のソフトとして、「ファンタシースターアドベンチャー」が発売されました。
 本作は「II」の16年前の惑星デゾリスを舞台とし、モタビア州エージェントである主人公が活躍するアドベンチャーゲームです。その世界観も「II」をベースにしています。
 システムは、ゲーム図書館で配信されていた「テキストアドベンチャー(以下「TA」)」と同じものを採用し、操作方法等も同じです。媒体はROMカートリッジなので、通信を利用した「TA」よりグラフィックは多めに用意されています。
 「II」の世界観を使いながらも、「II」との物語の繋がりもなく、少々拍子抜け。プレイ時間も短く、不満の多い完成度です。
 エンディングではスタッフロールも無く、開発チームの詳細は不明のままです。

 

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