ランディール内

ルディ「宇宙に出ちゃったぜ? 本当に この方角なのか?」
フォーレン「測定した方位を 正しくトレースしているはずです。」
ルディ「リュクロス…エアキャッスルのような 中空に浮かぶ島なのか…。それとも、ゼランやクランのような 人工惑星なのか…。」
フォーレン「このままでは アルゴル太陽系の外に出てしまいますが…?」
スレイ「かまわず 行くしかないだろう。」
ルディ「ちぇっ。気が遠くなるなぁ!」
ファル「きゃっ!? またエアロプリズムが!」
ルディ「ふうっ、びっくりした。どうしたってんだ?」
スレイ「ルディ、見ろ!!」
フォーレン「惑星です。惑星が…突然 現れました。」
スレイ「ばかな! 今までレーダーにも何にも 反応しなかったのか!?」
フォーレン「モタビアでも デゾリスでも…もちろんパルマでもありません。こんな惑星はデータにない!」
ルディ「これが…これが、リュクロス!?」

リュクロス

レ・ルーフ「よく来ましたね、「護り人」らよ。」
ルディ「何だ!? 声が…頭に響いてくる!」
レ・ルーフ「わたしは リュクロスのレ・ルーフ。アルゴル創世の秘密を語り伝えるため、この地に残された者。」
ルディ「やっぱり ここがリュクロスなのか!?」
レ・ルーフ「そうです。アルゴル太陽系第4惑星、リュクロス。」
スレイ「第4惑星だと!?」
フォーレン「アルゴル太陽系には、モタビア・パルマ・デゾリスの…3つの惑星しか その存在は確認されていないはずです。」
レ・ルーフ「リュクロスは、強力な結界に護られた星。いかなる者も その姿を見ることも 察知することも かないません。」
ファル「そんな惑星があったなんて…!!」
レ・ルーフ「しかも その軌道は長大な楕円軌道。アルゴルに近づくのは 千年に一度のことなのです。」
フォーレン「そんな 彗星のような軌道なのですか!」
スレイ「リュクロス還るとき、エアロプリズムが道を示す…「還る」と言っていたのは こういうことだったのか!」
ファル「それで 今まで発見されずにいたのね…。」
ルディ「レ・ルーフ! オレたちは「深遠なる闇」のことが知りたくて、ここまできたんだ! 「深遠なる闇」とは何だ? なぜアルゴルに災いをもたらす!? そして、今 いったいどこにいるんだ!? すべての秘密の答は ここにあると聞いてきた! 教えてくれ!!」
レ・ルーフ「………………。はるばるリュクロスまでやってきた 勇気ある「護り人」たちよ…あなたがたに語るべきことは多い。しかし、それには儀式が必要です。リュクロスにある「勇気の塔」と「力の塔」…その二つの塔の番人に会っていらっしゃい。そのときこそ あなたがたを真の「護り人」と認め、アルゴルのすべてを語りましょう…。」
ファル「「護り人」…?」
ルディ「オレたちを…試すのか?」
レ・ルーフ「………。そうです。しかし、理解してください。これは必要なことなのです。」
ルディ「わかったよ、しょうがない。みんな、行こうぜ!」
レ・ルーフ「急いでください…。すでに「闇」の手の者がこの星に降り立っています。待っています…親愛なる者たちよ…。」

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