湖の小島

シアム「おや? あなたがた、もしや遺跡の調査にいらっしゃったので?」
ルディ「あ、ああ…まぁそんなとこだけど、…何だい、あんた?」
シアム「申し遅れました。私はシアムという 旅から旅の考古学者でございます。この島に太古の遺跡の神殿があると聞いて やって来たのですが、上に行く洞窟にはモンスターがいて危険なこと この上ありません。」
ルディ「神殿か…オレたちといっしょだな。」
シアム「おお、やはり! それは好都合だ! でしたら、ごいっしょさせて いただけませんか。少しは 腕におぼえもあります。足手まといにはならないつもりです。」
ルディ「ふーん、考古学者ねぇ…。」
フォーレン「モンスターがいるというなら、頭数が多い方が戦いは有利ですね。」
ルディ「うん、上に行くまでくらいだったら まぁいいか!」
シアム「ありがとうございます! よろしくお願いします、みなさん。」
ファル「スレイ、なんだか礼儀正しい人ね。」
スレイ「うん? ああ…。」

小島の洞窟2階

シアム「いやぁ、しかし みなさん お強い! さぞかし 今まで、多くの怪物をやっつけてきたんでしょうなァ!」
ルディ「え? いや、それほどでも…へへ、照れるなぁ。」

小島の洞窟3階

シアム「それにしても見事! その強さ、ぜひ あやかりたいものです!」
ルディ「これは日々の訓練のたまものだよ。あんたも努力すれば強くなれるさ!」
シアム「ほほぅ、訓練すれば、ねぇ。なるほど!」
ファル「…訓練なんて いつやってたっけ、ルディ?」
ルディ「しーっ!」

戦士の神殿

シアム「ついに神殿まできましたね。これもみなさんのおかげですよ。まだ怪物が出るかもしれません。今しばらくお供させてくださいよ。」
ルディ「あ、ああ…そりゃあ かまわないけど?」
ルディ「やった! エアロプリズムだ! …でも、どうすればリュクロスへの道を示してくれるっていうんだ?」
スレイ「さあ…さすがのオレにもわからん。」
ルディ「たよりになんねーの!」
ルディ「うわっ! まぶしいっ!」
スレイ「そうか! ルディ! エアロプリズムを空に かかげるんだ!!」
ルディ「こっ、これは…!」
ファル「なんて きれい…!」
スレイ「リュクロスは この光の先だ!」
ルディ「そんな…空の向こうだよ?」
フォーレン「至急 方位を測定します。」
シアム「う…うおおお!」
ファル「シアムさん!? どうしたの?」
シアム「うおおおおおお…かはあ!」
ファル「きゃああああ!」
ルディ「シアム!?」
ファル「シアムさん、じゃ…ない! あの…あの姿は…まさか!! ダーク・ファルス!?」
スレイ「ばかな! ダーク・ファルスが人に化けていたというのか? あの邪念の化身が!」
フォーレン「ダーク・ファルスも進化をする、ということなのでしょうか?」
ファル「近づいてくるわ!」
ルディ「進化しようが何しようが、やるしかない! いくぞ!」
(ダークファルス撃退)
スレイ「やっかいなことになった…。ルディ、リュクロスへ急ぐぞ!」
ルディ「え…?」
スレイ「ダーク・ファルスを通じて、リュクロスの方位は知られたはず。「闇」の手の者が、すでに群れをなして向かっているだろう!」
ルディ「オレたちを…さぐっていたというのか…?」
フォーレン「リュクロス…判明しているのは その所在を示す方位だけですが、彼らにとって 何か致命的な物が存在することは間違いありません。」
ルディ「オレたちにとっては 絶対に必要なもの、ってことか…。」
ファル「急がないと 先を越されちゃうわ!」
フォーレン「リュクロスの方位は メモリーしてあります。しかし…」
ルディ「光は空のかなたへ のびていた…。」
スレイ「ランディールで とにかく向かってみるしかないだろう。」
ルディ「よし、エアポートに戻ろう! 急いで出発だ!」

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