エスパーの館 シェスが仲間になる前に訪れる

※「何者だ! 怪しい者を通すわけにはいかん!」

エスパーの館

※「おお、シェス! よく帰ってきたな!」
※「氷の壁で この館も外界から閉ざされてしまいました。」
※「ここは礼拝堂ですが…なにかと事件が多いと ここはヒマでね!」
※「聞きましたか!? 太古よりアルゴルに伝わるという聖剣のウワサ! 何でも持つ者のパワーを何倍にもしてくれるとかくれないとか…!」
※「聞きましたか!? 太古よりアルゴルに伝わるという聖剣「エルシディオン」のウワサ! このデゾリスのどこかに あるとかないとか…!」
※「ううう…こわい…! わたしは あの黒い波動が こわい…! ルツさまが生きてるなら、なぜ 今こそ出てきてくださらないのか!」
※「シェス、ミースの街はどうだい?」
シェス「うん…仲間たちは がんばってくれているけど…結局、根本的な解決にはならないわ。」
※「ここは 我々の心と身体をきたえる 修行の部屋です。」
※「一点の くもりもなき清い精神と はがねのごとき 身体を持ち…ルツさまの足元に一歩でも近づきたいものです!」
シェス「良い心がけよね!! ルツさまは みんなの あこがれなの!」
※「………。」
シェス「精神統一してるわ。そっとしておいてあげてね。」
※「リシェルやミースのことを聞いて 仲間を何人も送ったんですが…氷の壁のおかげで 様子もわかりません。あれっ? シェスじゃないの! 帰ってこられたのね!」
※「わたしも感じます。不可解な波動がこの星をつつんでいるのを…!」
シェス「ええ…それも あのガルベルクの塔に 近づけば近づくほど強く…!」
※「この辺の部屋は、ミースに行ってる仲間たちのもの。今は空いてます。」
※「エスパーだって人間です。ごはんも食べればトイレにもいきますよ。寝なきゃ死んじゃいますしね!」
※「シェス、無事だったのか。よかったな!」
シェス「ありがと。この人たちの おかげよ。」
※「シェス! また軽はずみなことを! 帰ってこられたから よいものの…」
シェス「…以後 気をつけます…。」
※「ここを入れば 奥の院ですが…ロイヤルガードが がんばっていて 入れてはもらえませんよ?」
※「シェス! 許可無く ここを通ることは まかりならんぞ!」
シェス「ワケありなのよ!? 取り次いでくれたっていいじゃない!」
※「そうはいかん!」
シェス「わからずや!」
スレイ「通してやれ…!」
※「なんだおまえ! とにかく、ダメなものはダメ……あっ!?? あ…あなたさまは………!! し、失礼いたしました! どうぞお通りを!!」
ルディ「スレイ…?」
※「失礼をいたしました!!」

奥の院

ハザリ「おお、スレイさま! よくぞ ご無事で。このたびは…」
スレイ「あいさつはいい。奥に入らせてもらうぞ。」
ハザリ「は、それはもう…御意のままに。」
ハザリ「すべては 5代様の御意のままに。」
スレイ「ここが奥の院の さらに奥の部屋…ルツの間、と呼ばれている…。」
シェス「えっ…じゃあ、いよいよなのね…。いよいよルツ様に会えるのね! あっ! あたし、服 汚れてないかしら? 髪は? ああーんどうしよ。緊張しちゃう!」
ファル「どんな人なのかしら…。ね、ルディ?」
ルディ「ルツ…伝説の魔法使い、か…。」

ルツの間

シェス「え…あれ? だれもいないわ…? ルツさま! お姿を お見せください!」
スレイ「ここにはいないよ、ルツは…。とうの昔に この世を去った…!」
シェス「えっ…?」
フォーレン「やはり、二千年も人が生きていられるはずはなかったのですね。」
シェス「そんな! あたし、見たのに…! それに…それに…みんな信じているのよ!? 伝説のエスパー、ルツが今も生きて我々を導いているんだって!! だから…だから みんな がんばっているのに…そんな!!」
スレイ「シェス! 落ちつけ…。確かに…ルツは すでに この世を去っている。しかし、身体は滅びても その精神は 今も生きているのだ。」
ルディ「???」
スレイ「彼は死ぬ直前、自分の意志と記憶を このテレパシーボールに残した…。」
ファル「じゃあ…この玉が 今のルツだっていうの?」
スレイ「いや…。今はここにはない…。心身ともに 彼の遺志を継ぐにふさわしい者があれば、その者に…ルツの意志と記憶は受け継がれることになっている…。」
シェス「………」
スレイ「そして、今は…」
ルディ「!!!」
ファル「スレイが……ルツ……!?」
ハザリ「さようでございます。スレイ・ウォルシュ…5代目のルツさまでございます。」
シェス「あ…あなたが…ルツ、さま…? そんな…。」
スレイ「ルディ 聞け! アルゴルには、太古より 千年を周期に 災いがふりかかっている。ダーク・ファルスという悪の化身が 千年ごとに復活を果たすからだ! 今までは その時々の 勇気ある者が 悪を打ち倒し、かりそめの平和を かちえてきた…」
ファル「でも、クランであたしたち 確かにダーク・ファルスを倒したのに…まだ アルゴルの異常は おさまる気配がないわ…!」
ルディ「どういうことなんだ!?」
スレイ「千年前のパルマ爆発で、アルゴルはゆれた…! 今まで保っていた 微妙なバランスが大きく崩れたのだ。それによる影響なのかもしれん。まだ「黒い波動」を感じる…。」
ルディ「ダーク・ファルスは 生きているっていうのか!?」
スレイ「さあな…オレにも わからん。ただ一つ言えるのは、諸悪の根源は 未だ滅びていない、ということだ! 滅びていないのならば 倒すのみ! そのために…ルディ、オレはおまえを選んだのだから。」
ルディ「?」
スレイ「おまえこそ、来るべき決戦のために オレが選んだ戦士なのだ!」
ルディ「え? 選んだ…? オレを…??」
スレイ「そうだ。おまえはオレの見込んだ男だ。オレの目に狂いがあるか、ないか…いずれわかる…ルディ。」
ルディ「???」
スレイ「まぁ、そんなわけだ。今まで 隠していて悪かったな。これからも よろしくたのむぜ?」
ルディ「????」
スレイ「とにかく! ガルベルクの塔だ! 答は そこにある!!」
ハザリ「道をはばむ人食い樹でしたれば、デゾリアンの信奉する聖なる炎…「イクリプストーチ」を用いれば、必ずや滅ぼすことができましょう。」
スレイ「よし、行き先は決まった! ガンビアス大寺院だ。」
ハザリ「ここより西の山あいにある、デゾリアンの寺院ですじゃ。」
スレイ「行くぞ! ルディ、いつまでも ボケッとしてんじゃねえよ!」
シェス「あーん。ルツさまが こんな言葉使いをなさるなんてー!」
スレイ「わりぃな。オレは昔からこうなんだ!」
シェス「あーん。」

エスパーの館

ハザリ「御身の無事を お祈り申し上げております。」
※「奥の院に入ってきた? あなたがたは いったい…?」
※「一点の くもりもなき清い精神と はがねのごとき 身体を持ち…ルツさまの足元に一歩でも近づきたいものです!」
シェス「…ですって!!」
スレイ「何が言いたいんだ?」
※「ううう…こわい…! わたしは あの黒い波動が こわい…! ルツさまが生きてるなら、なぜ 今こそ出てきてくださらないのか!」
シェス「ここにいるのよねー。」
スレイ「しーっ!」

ガルベルクの塔攻略後

※「おお、シェスのご友人ですか。どうぞ お入りください。」
※「わかります…弱くなりこそすれ、消えてはいませんよ、黒い波動は!」
※「雪嵐は晴れましたが、氷の壁は…。元に戻るには時間がかかりますね。」
※「わたしも アルゴルを救うために 精進せねば!」
※「………。」
※「これで少しは 天気も おだやかになりましょう。」
※「何か…何かがおきる…胸が たかなります…!」
※「謎の波動が弱まったと思ったら、大きな爆発音が…あれはいったい…」
※「シェスは 頭に血がのぼると、考えるより先に動いちゃうからな!」
※「シェスは いい娘なのですが、思いこんだら一直線なので…。」

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