アルゴル太陽系 第三惑星 デゾリス
雪と氷におおわれた 極寒の地である…

 

デゾリス ラジャの寺院

ルディ「ふぅ…なんとか無事だったけど…うわぁー…ハデにやっちゃったな!」
ラジャ「キカイが降ってくるとは なんとキカイな!!」
ルディ「はぁ…?」
ラジャ「おぬし…何者じゃ?」
ルディ「うわぁー、デゾリアンだ。初めて見た!」
ラジャ「質問に答えんか、すかたん! 大事な寺院を壊しおって!!」
ルディ「ああっ、そ、そりゃどうも!」
ファル「ルディー? どうかしたのー?」
フォーレン「どうやら 人家に落ちてしまったようですね…。」
ラジャ「おお? 本当におぬしら何者なんじゃ? 角の生えた女に からくり人形。」
ファル「これは耳よ!!!」
フォーレン「アンドロイドと言ってもらいましょう。」
ラジャ「きざな男。」
スレイ「だまれじじい!!」
ラジャ「ふーん、なるほど…モタビアから ソラ飛ぶ船での。ソラぁトんでもない!」
ファル「あははははは! おもしろい おじいさん!」
ルディ「…………。」
フォーレン「ルディ、このシャトルは もうダメですね。修復不能です。」
ルディ「えーっ? ど、どうしよう!」
ファル「…ね、おじいさん?」
ラジャ「わしゃ ラジャ、っちゅーんじゃ! 覚えといた方がいいぞ、嬢ちゃん。」
ファル「あ、はい…じゃラジャ…さん? この船が直せるような施設って……」
ラジャ「…………」
ファル「ご存知ないですよね…。」
ラジャ「…直せるところは知らんがの、ホッホ、耳寄りな情報があるぞ。」
ルディ「なになになになに?」
ラジャ「別の空ゆく船がある、という情報じゃ!」
ファル「デゾリスに他の宇宙船が!?」
ルディ「教えてよ、じいさん!!」
ラジャ「ホホ、教えてもいいがの、ひとつ条件がある。」
スレイ「条件だぁ?」
ラジャ「面白そうだから わしもつれてけ。」
ルディ「え………。」
ラジャ「寺院を壊したのも、不問にしとくぞ?」
ルディ「……こんなじーさん 連れて歩きたくないなぁ……どうする?」
ファル「別に? あたしは 面白くって好きよ。」
スレイ「ま、しゃあないんじゃないの?」
フォーレン「合理的な選択です。」
ルディ「…………」
ルディ「ぜひ ごいっしょしましょう!!」
ラジャ「うむ! では教えてしんぜよう。聞くがよい!! はるか大昔、このデゾリスに空ゆく船でやってきたパルマ人があった。その子孫らの住む街には、今でも かの船が隠されているという!」
ルディ「…ホントかよ?」
ラジャ「ホントじゃ!」
フォーレン「ルディ、こうなった以上 それを頼りに行くしかないでしょう。」
ファル「で、その街って どこの、なんて街なの?」
ラジャ「ここより わずか北西にいった所のパルマ人の街、「タイラー」じゃ! さぁ、みなのもの! さっそく 行くとしようぞ!」
ルディ「…はいはい。」

ラジャの寺院

※「わたしらがいなくて だいじょうぶですかい?」
ラジャ「ホホ、いつも 同じ顔とニラメッコしてても つまらんからの。」
※「ラジャさま、また諸国漫遊の旅ですかァ?」
ラジャ「今回は おまえはついてこなくていいから、しっかり留守番頼むぞ。」

ラジャの寺院 外

ルディ「うわッ! すごい雪嵐だ!!」
ラジャ「これが もう 3ヵ月も続いとるんじゃ。もともと寒い星ではあったがな、ここまでひどい嵐はワシも知らん。」
フォーレン「デゾリスでも 気象システムに異常が発生しているのでしょう。」
ラジャ「いや、これは「ガルベルクの塔」が原因に決まっとる!!」
ルディ「ガルベルクの塔…?」
ファル「ラジャ、なんで そんなコトわかるの?」
ラジャ「カンじゃ!! …ちなみに病気の人はカンジャ!」
ファル「あはははははは!」
ルディ「…………。」

ラジャの寺院 ラジャ離脱後

※「おとなしく ここで隠居していてくれれば よかったものを…。」
※「ラジャさまが!? もうトシなのに 無理をなさるから…。」

「深遠なる闇」出現後 ラジャがいる時

※「なんだ、元気そうじゃないですか。」
※「そこのまぬけな姿はラジャさま! よくぞ ご無事で!!」
ラジャ「おぬし……。」

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