ルディ「うわあっ! 何だ!?」
スレイ「この異空間を モタビア上に定位させていた力が失われたんだ!」
フォーレン「時空歪が生じています。大きくなる。危険! 危険!」
ファル「どうすればいいのっ!?」
ルディ「!! エルシディオンが…!」
スレイ「オレたちを 守ってくれているんだ…。」
ファル「…きれい…。」
ルディ「ありがとう…みんな…!」
スレイ「終わったな…ルディ。」
ルディ「ああ…終わった…。」
ファル「守りきったのね…このアルゴルを…。」
フォーレン「発進準備完了です。」
ラジャ「…んじゃあな、わしらはデゾリスに帰るよ。」
シェス「ええ。フォーレンに乗せていってもらうわ。」
ラジャ「ルディ、久々に面白い旅じゃったわい。」
シェス「たまにはデゾリスに遊びにきてよ。」
ラジャ「そりゃムリじゃ。宇宙船がない。キカイがないってわけじゃ。ホホ!」
シェス「そうか…ほんとにさよならね、ルディ…。」
ラジャ「もう わしのだじゃれを聞かせられんとは残念じゃの!」
フレナ「わたしは、マスターのお手伝いにゼランへまいりますわ。さようなら、ルディ。いずれ わたしもマスターも、アルゴルにとって必要なくなる時が来るでしょう。でも そのときまでは、義務をまっとうして働きますわ。」
フォーレン「では、みんなをデゾリスへ送ってから、ゼランに帰ります。今しばらくは、システムのサポートが必要でしょうからね。」
ルディ「フォーレン…ファルは…?」
フォーレン「すでにランディールのところへ行っています。…別れが つらいのでしょう。」
ルディ「そう…か。」
フォーレン「さようなら、ルディ。お元気で。この旅は本当に楽しかった。あなた方の子孫が、自分の力で私を訪ねてくる日を…待っています。」
フォーレン「ファル……行きますよ。」
ファル「…はい…。」
パイク「ああ…行っちゃったな…」
ファル「フォーレン…あたし…」
フォーレン「ファル…あなたの選ぶ道は、つらく険しいものとなるでしょう…。しかし、あなたは私たちの希望。誇りをもって強く生きるのです…。」
ファル「はい! フォーレン…ありがとう…!」
パイク「オレもトノエに帰らなきゃ。ルディ、世話になったな! オレは この旅で、いろんな事 教わった気がするぜ。ありがとう!」
ハーン「ぼくもアカデミーに戻るよ。今度のことでアカデミーに いやけもさしたけど… それを自分の力で変えて行かなくちゃな! さようなら、ルディ。君と共に戦ったことは生涯の誇りにするよ!」
スレイ「ルディ…お別れだな。」
ルディ「スレイ…」
スレイ「邪悪なる者との戦いは終わっても、ルツとしての使命は終わらない…。このアルゴルを見守るという、な…。そのためには、まだオレも修行が足らん。さらに自らをみがき、それを 後のルツに継いでいかねばならない…。」
ルディ「もう…あえないのか…?」
スレイ「たぶん…な。バカ! 泣くなよ… おまえはもう、誰の助けがなくても生きていける…それに…」
ルディ「ファル!!」
ファル「ルディ…!」
ルディ「!!!」
ルディ「ファル!」
ファル「ルディ!」
スレイ「あばよ、ルディ…達者でな!」
ファル「スレイ…」
ルディ「スレイ…ありがとう…さよならーっ!!」

長い戦いはおわった
いにしえよりの因果は断ち切られた
アルゴルのため命をかけた者の魂よ 今は眠れ
人から人へ
時代から時代へ
その想いが継がれてゆく限り
やすらかなときは その流れをとめないだろう

光と闇の千年紀は終わりを告げ、
今 新たな時代の幕がひらく…


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