Xbox(マ行)


メタルダンジョン(パンサーソフトウェア/インターレックス 2002年2月28日発売 6,800円)
ダンジョン探索型RPG。魔神に支配されたダンジョンをクリアし、最下層に待ち構える魔神を討つ冒険を繰り広げる。
パーティは最大5人構成で、キャラメイキングで作ったキャラでパーティを編成する。一応職業のようなものもあり、装備できるものが変わってくる。それぞれに特技も持っている。戦闘に勝利するだけではレベルアップはせず、地上にある施設で、貯めた経験値を各パラメータに自由に振り分ける事でレベルアップする。これにより自分の好きなようにキャラを成長させることが出来る。平均的にポイントを振り分けると後々後悔する事になる……。特に素早さは重要で、上げないとこちらの攻撃が全く当たらない。武器の他に、魔法もあるが、レベルアップで覚えるのではなく、アイテムを装着する事に使用出来るようになる。が、このゲームでは魔法はあまり重要では無かったり。
探索するダンジョンは、潜る度に地形が変わる自動生成型。各種トラップや宝箱もランダムに配置される。ダンジョンは10エリアあり、其々のエリアの最後にはボスが待ち構えている。最下層のエリア10には、ラストボスの魔神が。この魔神を倒すと、ダンジョンはエリア100まで拡張され、長く楽しむ事が出来る。
ダンジョンで拾えるアイテムは、武器や防具、魔法等、計775種も用意されており、これを集める事もこのゲームの楽しみのひとつ。アイテム欄を埋めていくのはそれなりに楽しいのだが、集める以外の要素、例えばアイテム合成や改造といった要素でもあればより楽しめたのではないだろうか。その辺が残念。
戦闘はセミオートで進み、状況に応じて指示を出す。魔法等のエフェクトはそれなりに派手だが、戦闘自体は単調でちょっと面白味に欠ける。「ウェポニックモンスター」と呼ばれる、半機械状のモンスター群のデザインは悪くない。
シナリオやイベントも全く無く、只ひたすらにストイック。ちょっとサイバーなウィザードリィ+ローグといった感じだ。キャラを育てたり、アイテム欄をコンプリートするという楽しみはあるが、グラフィックが全体的に無機的で暗く、キャラも洋ゲーライクなデザインなので、日本人受けはしないかもしれない。