アーケード(ナ行)


ナイトストライカー(タイトー 1989年10月発売)
大型筐体を採用した、擬似3Dシューティングゲーム。全21ステージ(うちクリアするのは6ステージ)。全筐体は可動しないが左右と上面のパネルに光点が流れ、雰囲気を盛り上げる。
自機「インターグレイ」を操作し、障害物を避けながら迫り来る敵を倒していく。最初のほうは簡単だが先に進むにつれ敵が誘導ミサイルを撃ってくるようになる。障害物も多いので繊細な操作が要求される。各ステージのボスを倒すと左右に分岐し、6種類のマルチエンディングとなっている。
タイトルどおり「夜」の世界に統一されたグラフィックは美しい。疾走感のあるサウンドとあわせ、その独特の世界観は多くのゲーマーを魅了した。
ボーナススコアを得る要素が非常に多く、プレイの仕方で得られるスコアが大きく変わるのでハイスコアアタックが盛り上がった。
人気の高い作品だが、一説によると本作は全国でも333台しか販売されず、非常に数が少ない。私自身も名古屋のとあるゲーセン一箇所でしか見かけませんでした。現存する筐体はどれだけあるのやら。

ニューラリーX(ナムコ 1981年2月発売)
どっとイートタイプのアクションゲーム。前年に発売された『ラリーX』の改良版。
前作は難易度が高かったのを、遊びやすくなるよういくつもの改良がなされている。迷路の形が変更され袋小路が無くなり、マイカーの燃費も良くなった。BGMも前作の陰気な感じのものから陽気なものに変更されている。
チェックポイントに「ラッキーチェックポイント」が追加され、ここを通過すると現在の燃料に応じてボーナス点が入るようになった。レッドカーの数が減っていたり、スペシャルチェックポイントの位置がレーダーで確認できるようになるなど、多くの改良点があり、とても遊び易いゲームになった。

忍者くん 魔城の冒険(タイトー/UPL 1984年10月発売)
ステージクリア型のアクションゲーム。全32ステージのループ制。
主人公は赤い頭巾をかぶった忍者。レバーで左右に移動でき、ジャンプボタンを軽く押すと小さいジャンプをし、長押しすると上の段までジャンプ移動できる。レバーニュートラルでジャンプボタンを押すと下段へ降りることができる。もうひとつのボタンで手裏剣を放ち、ステージ上にいる8体の敵キャラを全滅させるとステージクリア。
敵に体当たりすると気絶させることができるが、逆に体当たりされると自分が気絶してしまう。ジャンプや体当たりを駆使しながら敵を倒していく。動きが軽快で操作していて楽しい。個性的な敵たちの行動パターンはこちらの動きに合わせ常に変化していくので、パターン化ができない面白さがある。
プレイ中に出現する七色の玉を3つ取るとボーナスステージへ行くことができる。他にも多くの隠しボーナスなどがあり、得点稼ぎ要素が豊富。