アーケード(カ行)


キャメルトライ(タイトー 1990年4月発売)
回転機能をフル活用した、新感覚アクションゲーム。全4コース×10ステージ。
スタート時に難易度別に4種類あるコースからひとつを選びゲームスタート。各コースは10ステージ構成であり、クリアするとエンディングとなる。
操作はパドルコントローラ+1ボタンとシンプル。画面中央に表示されるボースをゴールまで導くのが目的なのだが、操作するのはボールではなく背景であるステージそのもの。パドルを回すと合わせて背景もぐりんぐりんと回転する。ボールは常に重力で画面下へと落ちようとするので、迷路状のステージを回転させ、ゴールを目指す。ステージ上には多くの障害物が設置されており、行く手を阻む。制限時間内にゴールできないとゲームオーバーとなる。
画面の動きは豪快で、ルールは単純明快。中毒性の高いゲームである。

ギャラガ(ナムコ 1981年9月発売)
固定画面のシューティングゲーム。『ギャラクシアン』の後継作として開発された。
左右に移動できる自機「ファイター」を操作し、編隊を組んで攻撃してくる敵を倒していく。ステージに現れる40匹の敵を全て倒すとステージクリア……といった基本的な流れは『ギャラクシアン』と同じ。
本作の特徴として、パワーアップ要素がある。単機で降りてくるボス・ギャラガが放つトラクター・ビームを食らうと、自機は一旦捕らえられてしまう。捕虜となった自機を引き連れて再び降りてくるボス・ギャラガを倒すと救出成功。操作中の自機と合体し、「デュアル・ファイター」に!当たり判定が大きくなってしまうが、攻撃力が2倍となり敵の殲滅が楽になる。自機のパワーアップというシステムは当時としては珍しかったのではないだろうか。
一定のステージ数を進むと、チャレンジング・ステージとなる。いわゆるボーナスステージであり、トリッキーな動きをする敵を撃ち落として得点を稼ぐ。全てを撃ち落とすことができれば追加ボーナスも入る。
『ギャラクシアン』を発展させ、パワーアップやボーナスといった新要素も加わった本作は大ヒットし、多くのハードに移植されることとなる。

ギャラクシアン(ナムコ 1979年10月発売)
固定画面のシューティングゲーム。ナムコの名を一躍世に知らしめた名作。
左右2方向に移動できる自機ギャラクシップを操作し、編隊を組んで攻撃してくるエイリアンを倒していく。48匹のエイリアン軍を全滅させると1面クリア。以後、その繰り返しで進んでいく。
「ギャラクシアン」という名は、敵エイリアンの事ではなく自機に乗り込むプレイヤーのことを指す。
業界で初めて?スプライトでのキャラ表示を採用し、とても滑らかなキャラの動きを実現。曲線を描きながら迫り来るエイリアンの動きがとても美しい。通常は画面の上のほうで整列して待機している(待機中のエイリアンは弾を撃ってこない)が、編隊の左右から順に、自機に向かって攻撃を仕掛けてくる。攻撃中のエイリアンのほうが得点が高い。参謀を従がえ3機編隊で攻撃してくるボス・エイリアンは高得点のチャンス!エイリアンの撃墜方法によって入る得点が変わってくるのでスコアアタックが楽しい。
自機が発射できる弾は1発ずつなので、確実に狙って攻撃していかないと大変な事に。エイリアンの数が少なくなってくると、残ったエイリアンがどんどん降りてくるので、体当たりを食らってやられる事もしばしば。画面端に追い詰められると大変危険。
初めて見た時のインパクトは大きかったですね。それまではインベーダーやブロック崩しといった単調な動きのゲームしかなかったわけですから。名古屋にあるボウリング場に置いてあったので、そこまで通ってプレイしてました。

ギャラクシーウォーズ(ユニバーサル 1979年8月発売)
固定画面型シューティングゲーム。
自機はミサイルそのもの。画面下部からミサイルを発射し、UFOが撃つ弾や隕石を避けながら、画面上部に8体いるUFOを撃墜すると1面クリア。ミサイルは少しずつ上昇していくが、ボタンを押すことにより速度を上げることができる。
UFOにミサイルを当てる位置によってスコアが変わり、サイドから当てるのは安全だがスコアが少なく、下部に当てられればスコアが高い。しかしUFO下部は弾が発射される箇所でもあり、スコアが高い反面、攻撃を食らう危険性がある。
『ゲームセンターあらし』で取り上げられたことでも有名で、必殺技「炎のコマ」が生まれたきっかけとなったゲームでもある。

コラムス(セガ・エンタープライゼス 1990年3月発売)
テトリス派生形の、いわゆる落ちものパズルゲーム。
6×13マスのフィールド内で、縦に3個並んだ1組の宝石が落下していく。ボタンを押すと3個ある宝石の順番が入れ替わり、それをフィードに積み上げていく。縦・横・斜めのいずれかに3個以上の同色の宝石が並べば、その宝石が消える。これを繰り返しながらゲームは進行していく。フィールドの一番上まで宝石が積み上がってしまうとゲームオーバー。
宝石が消えた時、その上に宝石があれば隙間を埋めるようにそれが落ちてきて、その時に同色の宝石が並べば消すことが出来る「連鎖消し」が発生。宝石の並び方によっては何度も連鎖消しが起き、豪快に消えていくのが気持ちいい。連鎖数が多いほど高いボーナス点を得られるので、うまく連鎖が発生するように計画的に積み上げていくのが理想だが、割と偶然にも連鎖が発生しやすく、長く遊べることもあってか、店によってはテトリスよりも長く人気を維持していたような気がする。
一定のタイミングで「魔法石」なる石が降りてきて、これを積むと、その真下にある宝石と同種のものが画面から一斉に消え、それに伴う連鎖も起きたりして、豪快に宝石が消えていくのが気持ち良い。神秘的で不思議な音色のBGMも印象的。
テトリスよりもこっちのほうが好きで、よくプレイしていました。消していくのが宝石ってことで、勿体無いというか、プレイしていて切ない気持ちになってきますね。