Angbandとは?

1980年に「Rogue」(ローグ)というゲームが誕生しました。「Roguelike」と呼ばれる一人用ダンジョン・シミュレータです。
チュンソフトの代表作「不思議のダンジョン」シリーズの原型となった作品といえばわかるでしょうか。
プレイする毎にマップが自動生成され、そのダンジョンを冒険するタイプのRPGです。
そのRogueを原典に、不思議のダンジョンシリーズのような多くの派生作品が生まれています。
Angband(アングバンド)もそのRoguelikeゲームのひとつです。

AngbandはJ.R.R.トールキンの作品群の世界観をベースにした作品で、作中に登場する名称が多く出てくる。
(スメアゴル、マゴットじいさん、アンドゥリル、つらぬき丸、○○の指輪、等々……)
(本来アングバンド(鉄の牢獄)とは、第一紀に冥王モルゴス(メルコオル)が中つ国に築いた大城塞のことです)
アングバンド大迷宮は、階を移動するごとに自動生成され、モンスターと戦闘をしたり、アイテムを拾ったりしながら進めていきます。
地下100階に潜むモルゴスを倒すという大きな目標はありますが、プレイスタイルはプレイヤーの自由。
トールキン作品に登場する数々の品々を収集するといった楽しみも。
グラフィックは全てテキストで表現されており、地味な印象ですが、そこはそれ、妄想力を最大に発揮しましょう。
操作も特殊なので、最初はとっつきにくいかもしれません。

Angbandには多くのバリアント(亜種)も出ており、その世界観、システムともに多種多様。
広大な中つ国を冒険できるもの、SFモノ、エターナルチャンピオンズシリーズもの、タクティクスオウガの世界観のもの、等々……。
グラフィックを強化したものもあります。

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